2022/5/2
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「美容室経営難」で赤字のダントツ1位
美容室経営は何故稼げないのか!
美容室経営難という言葉がよく出てくる。今回の記事は何故、美容室経営難で赤字になるのか詳しく書いてみることにした。
美容室経営の中でも、一人以上スタッフを雇っている美容室、又は小さいながら複数店舗の美容室を経営しているオーナー向けにダントツ1位の悩みに迫ってみる!
美容室経営難になるダントツの理由は「人」
美容室経営難の3要素、ヒト、モノ、カネ。
これもよく耳にする言葉だ。
もう既に美容室経営難に突入している時代。
ヒト(人)⇒美容スタッフ
モノ(物)⇒美容室店舗
カネ(金)⇒美容室開業資金や売上
ということになる。
美容室の場合は、ヒトが一番重要! 理由としては、モノは良い物件さえあればできる。カネは資金さえあれば開業でき、9割は個人経営で比較的に独立しやすい職業にある。
しかし、美容室経営難で赤字の多くは「ヒト」の問題がある。
以下、美容室経営難の「ヒト」について分かりやすく説明してみることにする
美容室経営難で赤字になる4つの理由!
美容室経営難その1
美容学校卒業後のスタッフ採用は、ある程度の美容室規模なら毎年新入社員を迎えることも多い。しかし、入社3年後には殆ど辞めているのが現状だ!5年も経つと一人も残っていないことも珍しくない。
まさに、美容スタッフ募集、美容室へ入社、仕事を覚える、辞める。これの繰り返し。
美容室経営難その2
アシスタントで中途入社したスタッフも、入社後3年も持たない。アシスタントはシャンプー、ヘアカラー、ブロー技術をメインに動くスタッフだ。言うなればあと少し勉強すればスタイリストになる時期だ。
アシスタントの中途入社後、1年未満でスタイリストになってしまうレベルで、少しずつお客様がついてきた頃にスパっと辞めてしまうケース。
これも綺麗な円を描いたように、美容スタッフ募集、美容室へ入社、スタイリストになる、辞める。そして、またスタッフ募集を繰り返す。
美容室経営難その3
美容室の即戦力を必要とする場合は、スタイリストの中途採用がある。しかしこれがかなり危険な場合がある。もう他店で経験豊富なスタイリストの中途入社は1年持たない。
既存のスタイリストが辞めて売上がごそっと減り、それを少しでもカバーするためにスタイリストを中途で雇うが、少しずつ指名客が増えて安定したころに辞める。これもまさに、美容スタッフ募集、美容室へ入社、指名増える、辞める、売上が減る、の繰り返し。
美容室経営難その4
美容室を転々とする人は、5年以上も美容室に入社や退職を繰り返す傾向にある。最終的にはどこの美容室へ入社しても合わないので独立開業するか、美容師自体を断念する。このようなスタッフは独立してもほぼ失敗。
これは、アシスタントであろうがスタイリストであろうが美容室を転々していると、1つの美容室での実績が薄く、自身で集客する力がないから独立しても集客ができまい傾向。
美容室経営難になる! やってはいけないこと
美容室経営者は多店舗展開したがる
むやみに多店舗展開をするととんでもない結果でてしまう。もちろん美容室経営がうまくいけば支店を出して多額の利益を確保するのは正解だが、通常のビジネスとは違い美容室は技術職で物販ではない。
お客様はスタッフにつく。上記の画像のように15人体制の美容室ならまだしも、4人体制などの少人数の美容室を支店とした場合、そこの店長が辞めてまったらどうなるか?
店舗自体にスタイリストが不在になり、たちまち美容室経営難になって閉店せざるを得ない。
スタイリストが辞めると、指名客も一緒に来店しなくなってしまう!
結論は、美容室経営難で赤字になるのは「ヒト」が辞めてしまう確率が高いことにある!
また、美容室を開業するときに内装費用をかけすぎてローンの支払いが圧迫することも大いにある。これから美容室を開業する時に「美容室の内装の最安値」の記事も読んでみるといいかも!
危険すぎる美容室の求人
たまに見かけるが、美容室で〇〇店オープン、二店舗目オープンにつきオープニングスタッフで店長候補募集。という求人広告。
赤の他人をいきなり店長として募集?もしくは1年後に店長? これってあり得ないと思う。
美容室の売上は7割が現金売上げなのに大丈夫なのかって思う! こんな店長直ぐに辞めるよ!
せめて自店で10年間育てたスタッフに店を任せようよ!
美容室経営難! ヤバすぎる飽和状態
今の美容室はこんな状態で赤字&廃業
お客様も、美容室を選び放題!
美容室で働く側も、この美容室を辞めても他で一杯募集してるから! 美容室のホームページの集客も3年後には崩壊する記事も合わせて読んでほしい。
お客も少ない、美容師も集まらない、この飽和状態が美容室経営難が続出させている。
美容室経営難で赤字になりにくい解決法とは
この記事で書いてきた美容室経営難については、これからもこの現状が続くいていくことに間違いはない!
それでは、「ヒト」によって美容室経営難で赤字になりやすいということを書いてきた。それではどのようなことに気をつければ美容室経営難になりにくいのか、もう既に美容室経営難になっている美容室にはどのような解決策があるか!
美容室の規模にもよるが、全国の1店舗あたりのスタッフ人数は2.5人ほど。これを基準に回答している。
1、美容室の支店をオープンする前に、現状の店舗で業務を拡大する方法をとる
これは重要! 例えば3店舗の美容室でスタッフ数総勢12名だったとしたら、1店舗で12名体制のほうがよっぽど利益がでる! この3店舗や5店舗展開の美容室経営難が多すぎる。1店舗の規模を大きくすることで、常に経営者の目の行き届きができる範囲になるからだ。
2、美容スタッフを募集するより、辞めさせない環境づくり
上記でも書いたように、スタッフ募集には最善の注意を! 美容室のスタッフは常に辞めてしまう傾向にあることは何度も書いている。
やはり面接時に「ヒト」の見極めが重要。無理せず、即雇用をしないこと!
3、美容室はこれからドンドン廃業していく
個人的には、美容室はドンドン廃業していけばいいと思う! とにかく美容室の件数が多すぎ!
これがお客様と美容師数を狂わせている。今後、美容室の廃業が続けば飽和状態が改善されていく。
美容師の悩みを解決するブログ101号室
美容室経営難を回避するために、よく読まれている記事は以下。