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美容室の店販売上で利益が出ない暴露と解決策
美容室の店販売上の利益率が低い!
今回は、美容室の店販売上がある割には支払い額が多い!
そんなことを考えたことがある美容室・理容室経営者向けのテーマだ!
美容室の店販売り上げの利益が低い!「暴露」と「解決」の提案をしてみた!
美容室の店販売上 | 利益率の現状
美容室の店販売上の利益はこうだ!
今回のブログでは、定価2000円(税抜き)のシャンプー剤を例に上げることにする。
美容室の仕入れは7掛けで1400円。
利益は600円。
スタッフが販売すれば、2000円の10%の200円は給与として還元していると思う。
となると、店の利益は400円、スタッフの利益が200円。
何じゃこのしょぼい利益は!!
もちろんこの利益があるに越したことはないが、美容室の店販利益はたったの400円!
何故、美容室の店販売上でこれだけしか利益がでないのか検証してみよう!
美容室の店販売上で利益がでない5つの暴露
1、美容ディーラーの中間利益
美容室の店販商品の流通といえば、上記の図になるわけだが美容ディーラーがワンクッションのマージンを取るのでどうしても美容室にとって店販商品の利幅がない。
たった600円の利益で何ができるのか!
2、ネット通販への流出
またこれも心もとない一部の美容ディーラーが、アマゾンや楽天へ名前を変えて出品。これは美容室の店販売上にとっては死活問題。
しかもネット通販での販売価格は美容室の仕入れ値でエンドユーザーが購入できてしまう!
実際にアマゾンでは出品されていて、出品者は10%の手数料、送料無料が普通なので、販売価格からすると美容ディーラーの立場でしか利益がでないことがわかる!
美容室の店販商品で、しかも美容室専売品は99%ネットに流れる! 今後も永久にだ!
3、メーカーの過剰利益
個人的には美容室の店販売上での利益は50%必要と考える!上記の図の流れで行くと美容ディーラーの利幅をもっと下げるべきだ!しかも業務用としてシャンプー技術にも使っていると尚更コストがかかってしまう。
美容室での店販は、バンバン売れるわけでもないので3割利益では光熱費の一部しか払えない。
4、ブランド商品のエリア制
今でこそ有名メーカー等では、ブランド力を高める製品が発売されている。それは美容室の店販商品がネット通販流出を防止するために、QRコードや不可視化コードによる商品の流通管理機能を強化するためだ!
しかし99%の認知度が高い製品は、隣の美容室でも扱うことができてしまう。
全くエリア制の考えを持っていない、美容室にとって価値が薄い店販商品ばかり!
5、圧倒的な市販商品シェア
美容室専売品として扱っている店販商品。なのにドンキーなどにも普通に売られている! これもある一部の美容ディーラーのしわざ。
ハッキリ言って、市販のシャンプー剤VS美容室のシャンプー剤の質は全くと言って変わらない。
美容室で扱っているような店販商品は、ドラッグストア、ホームセンター、ドンキー、ハンズでエンドユーザーに対して何の接客もしなくても簡単に販売できてしまうのが現状。
美容室 | 店販売上の利益UPへの解決策!
有名メーカーのシャンプー剤は仕入れるな!
お客様が美容室の店販商品を買う決めてはこれ!
・信頼のある美容師がおすすめするから!
・商品を使った時の質感がマッチした
・商品の見た目のデザインがおしゃれ
・香り良い
・適度な価格
お客様が美容室の店販商品を買うのはこの5つの理由だけ!
凄腕の美容師はノーブランドでも店販売上UP!
結論から言えば、そこそこの規模の美容ディーラーならオリジナル商品を作っているはず。
そのオリジナルシャンプーを最低でも5掛けで仕入れをする。もっと言えば4掛け、3掛けの仕入れを交渉してみる!
上記に書いているように、お客様は美容室の店販商品のメーカーは認知していないということと、内容成分等にはこだわらないということ。
繰り返しになるが、市販のシャンプー剤と美容室のシャンプー剤の質は全くと言って変わらない。
あえてそこら中の美容室に置いてあり、しかも、美容業界だけの有名シャンプー剤を取り扱う必要があるのか?
美容室の店販商品の売上が高い凄腕の美容師なら、どんな商品でも売ることができる!
美容室の店販売上の利益をもっとUP!
自社の美容室やグループで製造しよう
5店舗以上、30名以上ものスタッフを抱えている美容室なら、もう既にオリジナル店販商品は持っているところも多いはず。
しかし1店舗経営や、少人数の美容室なら自社で製造しても、販売数が追い付かない。
そんな時こそ、良心的な美容ディーラーと手を組んだり、知り合いの美容室同士が団結してオリジナル店販商品を製造してしまうことは可能だ!
美容室の店販商品のOEM製造
良く聞く言葉と思うがOEM製造とは、自社ブランド商品を作って販売してしまうということ。
製造を行うにあたっての『製造業許可』『製造販売業』不要だ!
これは美容業界にもよくあり、上の図にあるように中身は全く同じで、ラベルや容器でサインを変えるだけで全く違う商品に見えてしまう。
分かりやすく言えば、美容界でも超有名メーカーのシャンプー剤と、二流メーカーのシャンプー剤と中身が全く同じ店販商品が、美容室側には知らされることなく流れているということ。
製造時に使用する同じ「釜」で作っているので全く同じ商品になる。
自社で店販商品をOEM製造した時はいくらかかる?
小ロットで30万円~できる。またシャンプー剤とコンディショナーも一緒に作ることになるのでその倍60万円はかかるだろう。容器代やラベル代は別途かかるのが注意。
でも複数人で協力すれば10万円ぐらいの投資で済むはず。
ネットで、「OEM 小ロット 製造」で検索すればいくらでも出てくる。
販売価格が2000円のシャンプーなら、8割利益が出て、業務用として美容室の中でも使えれば安い投資額だ!
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